新しいビストロの世界に出逢える! 超人気ビストロの姉妹店『Bistro plein AZABU』

表参道・骨董通りにある大人気のビストロ『Bistro plein(プラン)OMOTESANDO』の姉妹店をご紹介。それが六本木と麻布十番の間に店を構える『Bistro plein AZABU』です。同店は“ネオビストロ”を掲げて、新しい感覚のフランス料理と3つの空間を表現。仲間との会食やカップルのデートなど楽しいディナーに最適。初心にも上級者にもおすすめです。

2020年06月04日
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新しいビストロの世界に出逢える! 超人気ビストロの姉妹店『Bistro plein AZABU』
Summary
1.麻布に開店した、人気ビストロ『Bistro plein(プラン) OMOTESANDO』の姉妹店
2.ネオビストロを掲げて、新感覚のフランス料理と3つの空間を用意
3.料理人として誇り高くチャレンジする、オーナー・中尾太一氏の夢が膨らむ場所
※6月4日より営業再開/取材は3月11日に行いました

「ネオビストロ」という新しい世界

「ビストロ」と聞いてどのようなレストランをイメージするだろうか。ビストロは、「小さな料理店」を意味するフランス語だが、脳裏に浮かぶ雰囲気は、肩ひじはらずカジュアルに料理とワインを楽しめる空間。

2017年9月にオープンした『Bistro plein(プラン)OMOTESANDO』(写真上)はまさにそんなイメージで、パリの路地裏にあるような、いわば「ザ・ビストロ」的な存在だ。オーナーは中尾太一さん。

本稿で紹介する『Bistro plein AZABU』(写真上)は、この『Bistro plein(プラン)OMOTESANDO』の姉妹店。ビストロながら、これまでのイメージを一新させた、新しい風を感じるレストランだ。場所は麻布の街を望む、雑居ビル3階。両店ともに、2㎞ほどしか離れていないので、スタッフが行き来しやすく、常連客も2店を使い分けることができる。

「ビストロという空間を再構築したかったんです。これまであったビストロの良さを残しつつ、フランス料理の持つ繊細さとラグジュアリーな雰囲気をプラスしました」と、オーナーの中尾太一さん。まさにシチュエーションに応じて通えるくつろぎの食空間で、「ネオビストロ」と呼ぶにふさわしい。

雑居ビル3階、3つの空間からなる

店内は中心にフルオープンの厨房を据え、見事なまでに雰囲気の異なる3つの部屋を設えている。

ひとつはオープンキッチンの開放的なテーブル席(写真上)。大きな窓があり、麻布の街並みを望む。厨房で元気に腕をふるうシェフ・伊藤康紘さんの仕事ぶりを近くに感じるのもこの空間の魅力だろう。

さらに、照明を控えた長い通路の先にある、ゆったりとしたカウンター席(写真上)。大人が静かにゆったり過ごせると好評だ。例えば、大切なアニバーサリーにもぴったり。

扉を閉めればここに部屋があることすら気づかない、2~4人でリザーブできる個室(写真上)もある。家族水入らずのひと時や、接待にも重宝するだろう。

一瞬で心を掴むビストロ料理をどうぞ!

では、『Bistro plein AZABU』ならではのビストロ料理を、「溢れるおまかせコース 〜選べる乾杯ドリンク付〜」で体験してみよう。

本コースは、乾杯の飲み物と7皿ほどをベースに、一人ひとりのお腹具合をうかがいながら量・品数を調整し供される。内容はOMOTESANDO店の人気料理と、AZABU店のオリジナル料理をバランスよく合わせて献立を組み立てている。

ガラスのレンガで登場する「前菜 はじまりのおひとくち」(写真上)は、ひと口で味わう4種のアミューズが並ぶ。建築資材のガラスのレンガは、保温と保冷に対応する優れた素材で、氷のお皿のようにも見て取れる。歓声が上がる一瞬だ。前菜の内容は季節ごとに変わるが、右端にあるマカロンのスタイルは定番。この日は、竹炭を練り込んだグレーの生地が印象的なマカロンに、白レバーとフォアグラのテリーヌがサンドされている。

目にも麗しい「有機野菜の溢れるパフェ仕立て」(写真上)は、仲良しの農家さんの野菜をふんだんに使ったカラフルな前菜。表面のブラウンは、土をイメージした自家製パウダーで、その下に季節野菜のムース、野菜のドレッシング、合鴨のロース燻製、生ハムなどが何層にも重なる。

さぁ、メインの魚料理と肉料理を食べてみて!

魚料理として登場する「3種の海老のブイヤベース」(写真上)。天使の海老、オマール海老、駿河湾の桜海老と、3種の海老を煮込む濃厚なだしが主張している。中央にどんと鎮座するのは、ニューカレドニアの美しい水で育つ天使の海老。サクサク、バリバリとした食感を、ダイナミックに味わいたい。

ワインは、赤・白ともにグラスワインを3種ずつ用意し、ボトルもリーズナブルな価格帯を充実させている。中尾さん曰く、「ソムリエは3人いて、ワイン慣れしていない人も気後れしないように飲み口がわかりやすいものをそろえています」。もちろんペアリングも楽しめる。

肉料理は、自慢のジビエ料理が登場する。北海道旭川の腕利きの猟師から直接届く蝦夷鹿を筆頭に、ジビエ好きが大絶賛するひと皿だ。写真上は、「ハンター直送 蝦夷鹿のロティ」。豪快かつ繊細に焼き上げ、たっぷり150gも! シンプルに塩、カンボジアの黒胡椒、トリュフのソースで味の変化を楽しみたい。

デザートは、艶やかな球状の「溢れるショコラ」(写真上)。季節のソース、パイ生地の上にのる球状のチョコレートには何か仕掛けがあるようだ。「それは、食べてみてのお楽しみです。種明かしは内緒」と、中尾さんは茶目っ気たっぷりに笑う。

外食産業を憧れの仕事にしたい

中尾さん(写真上・左下)は、根っからの料理好きで、調理師専門学校の「服部学園」を経て、「星野リゾート」に入社。「軽井沢ホテルブレストンコート」にてフランス料理の奥深い世界へ飛び込み、瞬く間に手腕を発揮した。さらに「スマイルズ」で腕を振るい、3年前に500万円の貯金を元に独立。25歳の若さで『Bistro plein(プラン)OMOTESANDO』をビストロの名店に育て上げた。

「外食産業を若い人たちの憧れの仕事にしたい」という大きなビジョンを掲げ、外食産業の働き方改革にも着手。週休2日を提案し実行。オンとオフを切り替えて、より充実した仕事を持続していけるステージを築いている。

「1日は休養、もう1日は教養を。クリエイティブなものに触れて、精進したいです」。OMOTESANDO店とAZABU店。未知なるおいしさが溢れるレストランだ。

【メニュー】
▼料理
溢れるおまかせコース(7品ほど・選べる乾杯ドリンク付) 5,000円
シェフのおまかせコース(11品ほど・選べる乾杯ドリンク付) 6.500円
▼ドリンク
ワイン グラス750円〜
ボトル 4,500円〜8,000円
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。また、別途チャージ料600円、価格はすべて税別です

Bistro plein AZABU

住所
〒106-0032 東京都港区六本木5-11-25 鳥居坂アネックス3F
電話番号
050-3491-1469
営業時間
水~日 17:00~24:00(L.O.23:00)
定休日
毎週月・火曜日 ※不定期で火曜営業有
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/dy4e2uy00000/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

Bistro plein AZABU

住所
〒106-0032 東京都港区六本木5-11-25 鳥居坂アネックス3F
電話番号
050-3491-1469
営業時間
水~日 17:00~24:00(L.O.23:00)
定休日
毎週月・火曜日 ※不定期で火曜営業有
ぐるなび
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※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
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