dressing編集部が選ぶ「ベスト オブ グルメ」を発表!2019年の「忘れられない一皿」3選

2019年12月31日
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dressing編集部が選ぶ「ベスト オブ グルメ」を発表!2019年の「忘れられない一皿」3選
Summary
1.『dressing』編集部員が選ぶ、2019年で最も印象に残った一皿は?
2.隠れ家パスタ店、マニアックな中国料理店、鮨店のツウなネタなど
3.2019年にオープンしたばかり、大注目の新店も!

2019年、最も印象に残った一皿は?

1年とは早いもので、気づけば2020年はもうすぐそこ! 2019年も『dressing』では、読者の皆様のフードライフを彩るべく、魅力的なレストランを厳選取材。個性豊かなおいしい料理と、熱意溢れる料理人の想いをお届けしてきた。

今回は、『dressing』編集部員3名が、2019年に出逢った料理の中でも「最も印象に残った一皿」を厳選。忘れられないほどに惚れ込んだ一品…、その魅力を紹介しよう!

【1】プリッとした歯切れの良さに驚き! 駒場東大前『TOKYO PASTA WORKS』の「タリオリーニ」

2019年もありがたいことに、取材を通してたくさんのおいしいお店、料理人の方々と出逢うことができた。どのお店も個性が光っていて、“一皿”に絞るのは非常に難しいのだが、なかでももっとも印象に残っている一軒を紹介したい。

京王線・駒場東大前にある『TOKYO PASTA WORKS』。店主がおひとりで営む、カウンターメインのこぢんまりとしたお店だ。

店名から読み取れるとおり、ずばりパスタ屋さん。でも、ただのパスタではない。

オーダーが入ってから手打ちする、正真正銘の“打ち立てパスタ”を楽しめるお店なのだ。

なかでも、私が衝撃を受けたのが、「カラスミのタリオリーニ」(写真上)。

タリオリーニとは、幅1~3mmほどのロングパスタのこと。この細いパスタに、アサリのだし、バター、ニンニク、赤唐辛子を使ったソースを絡め、仕上げにたっぷりのカラスミをかけた、見た目にもシンプルな一品。

でも、ひと口食べた瞬間、今まで食べたことのない食感にびっくり!この細いパスタからは想像ができないほどの弾力なのだ。

弾力といっても、よくある「モチモチ」とはちょっと違う。まるで弾けるかのように、噛むと一瞬だけ反発してくるが、すぐに「プリッ」と切れる、心地のよい歯切れの良さ。“活きの良いパスタ”とでも言うべきだろうか。

そんなパスタに、カラスミの塩気をまとわせ、アサリだしのソースとともに味わえば、もう何皿でも行けそうなほどのおいしさ! じんわりと優しいその味には、ひと口食べ進むごとに「もっと食べたい」と思わせてくる不思議なパワーがあった。

「地元の人がいつでもふらっと立ち寄れる、“街のパスタ屋さん”でありたい」という店主の想いから、今のところ事前予約は受け付けていないそう。

それでもわざわざ足を運びたくなってしまうのは、おいしさの余韻がいつまでも続く、『TOKYO PASTA WORKS』だけの特別な味があるからだろう。(dressing編集部 岩田)

TOKYO PASTA WORKS

住所
〒153-0041 東京都目黒区駒場1-33-7
営業時間
ランチ11:30~14:00、ディナー17:30~23:00頃
定休日
日曜、月曜
公式サイト
https://www.instagram.com/tokyopastaworks/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

【2】未知なるおいしさとの出逢い! 錦糸町『SOUTH LAB 南方』の「ハムユイヨッペン」

ここ数年、中国料理の注目度がぐんぐん上がっている。いわゆる四大料理以外のものが、市民権を得ているのだ。
それにとどまらず、『南三』『蓮香』のように、複数地域の食材や技法に影響を受けながら、唯一無二の料理をつくるお店にも人気が集まっている。

お店のレベルが上がっているだけでなく、食べ手の興味関心の域が広がっているのも大きい。今まで出逢ったことのない食材や料理を純粋に楽しめていることは、当然作り手にもやりがいを与えているだろう。

かく言う私も、取材やプライベートで様々な未知と出逢ってきたことで、中国料理が大好きになった。

なかでも特に衝撃を受けたお店が、2019年6月、錦糸町に誕生した『SOUTH LAB 南方(サウスラボ みなかた)』だ。香港料理の新たな可能性を探る”研究所”として、食好きに人気を博している。

この店は、いわば”オールスター軍団”。
プロデュースは香港料理に精通する菊地さん、シェフは名店を渡り歩いてきた通称トミーさん、他にも元フレンチシェフやソムリエールも。さらには、菊地さんセレクトの食材や自然派ワイン、こだわりの野菜など、各方面の一流が集まっている。

それを一番に感じられたのが、ハムユイと呼ばれる塩漬け魚を乗せた蒸しハンバーグ「鹹魚肉餅(ハムユイヨッペン)」(写真上)だった。

香港の定番料理だというが、これが本当にうまい。

菊地さんだから仕入れられる最高級鹹魚の濃厚なうまみと香りが、今でも忘れられない。舌や鼻、脳、そして体中に広がっていくようだった。
そして、これを紹興酒ではなく自然派ワインといただく、というのも今っぽくて良い。

同店には、他にも数々の未知が潜んでいる。コースでもアラカルトでも、感情の赴くままに片っ端から気になるものを体験してみてほしい。
終わった頃には、普段触れる食材や料理、あらゆるものに対する感性が磨かれていることに気が付くだろう。(dressing編集部 道岡)

SOUTH LAB 南方

住所
〒130-0013 東京都墨田区錦糸3-7-3 オファスナカジマビル1F
電話番号
03-6658-5299
営業時間
火~金曜18:00~22:00(L.O.)、土曜12:00~22:00(L.O.)、日曜12:00~21:00(L.O.)
定休日
月曜
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/g64g5tp70000/
公式サイト
https://www.facebook.com/southminakata/

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

【3】つまみでも、握りでも! 御成門の鮨店『冨所』のタコは必食

カウンター鮨店のオープンラッシュが続いている。関係者たちからも「いま、鮨バブルでしょ」と、一様に聞く。バブルかどうかは別として、2019年は、編集部に「鮨店オープン」のニュースが相次いで飛び込んできたのは確かだ。

カウンター鮨店。ここでは決して安くはない鮨店、寿司ではなく鮨のことを指すが、筆者が「2019年の一皿」をあえて選ぶなら、御成門にある『冨所』の鮨を真っ先に挙げるだろう。2019年初頭に取材した『冨所』。それ以降、いろんなカウンター鮨店を巡ったし取材もしたが、なかでも『冨所』の鮨だけは忘れられない味だった(あくまで私見です)。

まず、食べごたえ・ほどけ方・ネタとの相性……どれをとってもすばらしいシャリ。通称“助六”という米を羽釜で炊いて赤酢で調味するのだが、大粒で存在感があるのにどこか控えめ。

「いい魚を仕入れて、どう出すか。それが鮨の基本」と大将は言うが、目利きによる魚選びもさることながら、“どう出すか”という点に、その秀でたワザが垣間見られる。

そして何と言っても、つまみでも握りでも「タコ」は必食!

あえて噛みごたえを残すため、王道の柔らか煮にせず、塩のみで40分茹でて自然に冷ますというのが、むしろ職人らしい。マグロでも小肌でもない、タコ。くっきりとした輪郭がきれいな断面に、プツンと噛む小気味よさ、そして押し戻すようなこの食感は、今まで出逢ったことがない味わいだ。

大将が一番好きなネタ。それが「タコ」というが、好きだから食べてほしい、という気持ちが究極のおいしさを醸しているのかもしれない、と思った次第。
ぜひ訪れてほしいカウンター鮨店だ。(dressing編集長 大澤)

冨所

住所
〒105-0004 東京都港区新橋6-13-3
電話番号
03-6876-0646
営業時間
昼 12:00~、夜 17:00~
定休日
不定休

上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

きっと読者の皆様も、2019年に出逢った料理のなかに「これは忘れられない…」「また食べたいな…」と、心に残り続けている一皿があるはず。もしその料理が、『dressing』を通して出逢ったものだとするならば、編集部にとってこんなに嬉しいことはありません。

2020年も引き続き、グルメメディア『dressing』をどうぞよろしくお願いいたします!